シルクロードの演劇と芸能・・・仏教伝来との関連、図像による解明
仏教伝来と東洋美術
仏教伝来と音楽・演劇・・・・伎楽・舞楽とその影響。中国における仏教芸術の受容と周辺諸国への影響。 朝鮮における中国演劇の影響と仏教芸術の展開
「東アジア世界における文化交流」をテーマとして、演劇学・東洋美術史学・考古学の各分野の人材を結集し、中国・韓国の研究者の参加をも仰ぎ、国際シンポジウムを催した。上記の研究組織は、その準備のために結成されたものであり、実際にはより多くの研究者が参加、研究発表と討論を行った。２００２年１２月２１日・２２日の両日、早稲田大学国際会議場（井深大ホールおよび共同研究室３室）において、基調講演・分科会・基調講演とシンポジウムという構成で、挙行された。
研究発表
◆ 基調講演
早期仏教図像の伝来をめぐる問題 阮 榮春（南京芸術学院副院長・教授）
新疆出土の漢晋時期の漆器 〓 国強（中国社会科学院考古研究所研究員）
能楽と宋元雑劇と仏教 張 哲俊（北京師範大学助教授）
朝鮮演劇における中国の影響 尹 光鳳（広島大学教授）
◆ 分科会発表
【演劇分科会】
神仏習合と翁三番叟 吉村 均（財団法人東方研究会研究員）
口伝のための音とリズム 稲葉明子（早稲田大学非常勤講師）
【東洋美術史学分科会】
中国梁代仏教美術の諸相 金子典正（早稲田大学助手）
西域壁画における武神像の兜 井上 豪（早稲田大学非常勤講師）
百済・軍守里廃寺出土品の意義 林 南壽（早稲田大学大学院文学研究科外国人研究員）
【考古学分科会】
西域の考古資料から見た舞楽 後藤 健（早稲田大学客員助手）
近年の新疆における考古学的発見について 李 肖（中国社会科学院考古研究所研究員）
◆ 基調講演
東アジアにおける仏教美術の伝播 大橋一章（早稲田大学文学部教授）
東アジアにおける奏楽と舞踊の交流 岡内三眞（早稲田大学文学部教授）
散楽・猿楽から能・狂言へ 竹本幹夫（早稲田大学文学部教授）
◆シンポジウム 「東アジア世界の文化交流」
パネリスト： （司会兼）大橋一章、岡内三眞、竹本幹夫
阮 榮春、〓 国強、張 哲俊、尹 光鳳
〓の漢字は龍の下に共
詳しく内容をお知りになりたい方は演劇博物館までご連絡ください。