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TOPICS-活動報告/2004

2006年度研究成果・活動報告会
日時:2006年10月14日(土)13:00〜
場所:早稲田大学西早稲田キャンパス6号館318教室(レクチャールーム)

■発表1 13:05〜13:25 質疑 13:25〜13:30
発表者 伊藤直子氏(G05 日本におけるオペラ受容史―その方法論に関する比較研究)
タイトル 帝劇オペラから浅草オペラへ―小林愛雄の活動を中心に
要旨 明治後期の日本人による西洋オペラ初演(《オルフェウス》1903)、創作オペラの試み、帝国劇場開場(1911)などを受けて、大正期はオペラの上演が多面的に展開される。主要な動きとしては、帝劇におけるオペラ公演、帝劇歌劇部解散後のローシーによるオペレッタ導入、浅草オペラなどが挙げられる。本発表では、大正期全体にわたりオペラの理論と実践(とくに訳詞)双方で活躍した小林愛雄(1881−1945)の事績を通して、大正期のオペラ受容のあり方を考察する。

■発表2 13:30〜13:50 質疑 13:50〜13:55
発表者 菊池 明氏(G08 三田村鳶魚遺稿「明治・大正人物月旦」の研究)
タイトル 鳶魚翁の思い出

■発表3 13:55〜14:15 質疑 14:15〜14:20
発表者 稲葉明子氏(G11 中国民間芸術研究会)
タイトル 河南省東北部の各種芸能を育んだ大平調
要旨 一面のとうもろこし畑に、影絵芝居の消息を尋ねた。新中国になってから既に半世紀、芸人達は様々な条件に翻弄されながら芸を守り、様々な思いで自らの芸を振り返る。さらに、農村では亡くなった人の名前や思い出を語るものではないといい、芸の消息には更にフィルターがかかる。そうして何箇所かを巡るうちに見えてきたこの地の「大平調」について報告したい。

■発表4 14:25〜14:45 質疑 14:45〜14:50
発表者 神津武男氏(G16 義太夫節正本研究会)
タイトル 『新舞台扇子錦木』新出本について
要旨 川棚芝居資料中に、浄瑠璃本『新舞台扇子錦木』の存在を知った。従来、演劇博物館所蔵本(奥付欠。本文のみ残る)によって、宝暦13年(1763)の夏・秋頃の興行と推定されていたが、川棚芝居本の新出で、興行初日が確定した。その他、波及的な問題について報告する。

■発表5 14:50〜15:10 質疑 15:10〜15:15
発表者 堤 春恵氏(G20 古典演劇の近代)
タイトル 歌舞伎と西洋の出会い―守田勘弥と明治11、12年の新富座興行
要旨 明治11年から12年にかけて、新富座の座元であった守田勘弥は、欧米演劇を手本に日本の“新しい芝居”を創る試みに取り組んだ。この発表では、19世紀後半、徳川幕府、ついで明治政府によって欧米に派遣された使節団が実際に観た西洋の演劇と、明治11−12年の新富座におけるいくつかの演目とを具体的に対比し、それによって、町人階級の娯楽であった歌舞伎がどのようなプロセスで、日本文化を代表して西洋文明に対峙する立場に立つことになったかを明らかにしたいと考えている。

報告1 15:25〜15:35 G01 演劇博物館研究
報告2 15:35〜15:45 G02 歌舞伎台本の研究―大阪の歌舞伎と義太夫狂言を中心に
報告3 15:45〜15:55 G03 役者絵の総合的分析研究
報告4 15:55〜16:05 G04 演劇を記録する―その方法論に関する比較研究
報告5 16:05〜16:15 G06 劇評にみる坪内逍遥上演作品の演技演出評価の変遷
報告6 16:15〜16:25 G07 三村竹清日記研究
報告7 16:25〜16:35 G09 早稲田大学演劇博物館所蔵三田村鳶魚旧蔵資料の研究
報告8 16:35〜16:45 G10 文明戯研究
報告9 16:50〜17:00 G12 近現代芸能の資料保存
報告10 17:00〜17:10 G13 散楽の源流と中国の諸演劇・芸能・民間儀礼に見られるその影響に関する研究
報告11 17:10〜17:20 G14 能楽に関する総合的研究プロジェクト
報告12 17:20〜17:30 G15 劇場運営に関する基礎的研究
報告13 17:30〜17:40 G17 本庄市周辺の民俗芸能調査
報告14 17:40〜17:50 G18 歌舞伎番付集成の基礎的研究
報告15 17:50〜18:00 G19 欧米・日本映画における「演技」に関する比較研究


各プロジェクトの活動状況は、プロジェクト別のページをご覧下さい。



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